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ジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズ
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2020/07/31 13:53
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ジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズ(ジェフユナイテッドいちはら・ちばリザーブズ、JEF UNITED ICHIHARA CHIBA RESERVES)は、かつて存在した日本のサッカーチーム。日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するジェフユナイテッド市原・千葉のアマチュアチーム(クラブではない)であった。略称および呼称はジェフリザーブズ。
チーム自体の元々の創設は1995年。2000年にジェフユナイテッド市原・千葉に吸収されて、現在の同クラブの下部組織のチームとして正式に発足されたのは2003年である。アマチュアチームは、日本では馴染みの薄い存在であるが、簡単に説明するとクラブの中でトップチームのサテライトとユースチームの中間に当たる存在である。ドイツ・ブンデスリーガの3部リーグに当たるレギオナルリーガのアマチュアチーム、リーガ・エスパニョーラのセグンダ・ディビシオン以下のBチームと同じであると考えて相違ない。このうちジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズはドイツのアマチュアチームを参考に設立されている。こうしたアマチュアチームは日本では愛媛FCの下部組織である愛媛FCしまなみ(現:FC今治)、ファジアーノ岡山の下部組織であるファジアーノ岡山ネクスト(現在は廃止)、FC岐阜の下部組織であるFC岐阜SECONDが存在している。似たような性格のチームとしてアルビレックス新潟とJAPANサッカーカレッジ(JSC)がある。ただし、アルビレックス新潟とJSCの関係はシステムとしてはほぼ同一であるが、JSCが学校法人となっている点で少し特異である。また、同じく「アマチュア」を名乗っているものの、浦和レッドダイヤモンズの浦和レッドダイヤモンズ・アマチュアはトップチームの下部組織として機能していない点で大きく性格が異なる。ジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズが一般のアマチュアクラブとして異なった点として、選手はプロサッカークラブであるジェフと契約している事。トップチームの練習試合やJサテライトリーグの試合に出場出来る事。ジェフの下部組織として運営されるようになってから、Jリーグに所属するトップチームの選手との入れ替えに、一般的な「移籍」という手続きを必要としなくなった事。などが挙げられる。実際、アマチュアの選手がサテライトリーグに出場することはジェフでは珍しくなく、中にはトップチームに登録された選手もいた(その逆に、トップチームの選手がアマチュアに落ちる場合もあった)。ジェフのようなシステムの採用は、将来のJリーガーを目指そうとする若手選手、また、大器晩成型の選手の才能発掘に大きな期待が持てるとして注目を集めていた。「移籍」の実態としては、現在、トップチームとアマチュアチーム間の移動は、手続き上「移籍」という建前を用いている。ただし、チーム間に移籍金は発生しない等、一般的に用いられる「移籍」という概念からは大きく逸脱している。「移籍」という言葉よりも、「移動」「出向」というイメージで考えた方が分かり易い。ただし2010年より移籍ルールが変更となり、「移籍」は春と夏の2回のみとなり2009年以前のように頻繁に行っていたトップとリザーブ間の移動はできなくなったジェフリザーブズの活動が停止した後の2013年から、原則として18-23歳の選手に限り、Jリーグの自チームの所属カテゴリーより下のクラスを対象として、この移籍解禁期間(移籍ウィンドー)以外でも期限付き移籍が可能とされる「育成型期限付き移籍」が認められている。また、J3リーグで2016年から解禁された「セカンドチーム(原則U-23)」については、トップチームと登録を一体化(事実上・二重登録と同義)することができており、トップチームとセカンドチームの背番号を変えることもできる(但し、シーズン途中での変更は厳禁)としている。これを契機に2010年よりジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズは純粋なアマチュアチームとなった。2011年、チームの経営難によって2011年シーズン限りで活動を終了した。クラブによると、新たなスポンサーによるチームの存続を検討していたが、実現できなかったとしている。また、トップチームとの移籍に制約が多いことも理由に挙げている。
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